節水型トイレへの交換は、特に水道代の節約効果が大きい点が魅力です。昔のトイレは1回の洗浄で多くの水を使用するため、家族全体の水道代が増える傾向にありましたが、近年の節水型トイレは少量の水でも十分に洗浄可能な設計になっています。
例えば、TOTOやリクシルの節水型トイレは、一度の洗浄で3.8Lから4.8L程度の水量で済む製品が多く、従来型と比べると年間で1万円以上の節水が期待できます。また、最新モデルでは、温水シャワーや便座の節電機能も充実しており、不要な電力を抑え、電気代も節約できます。
節水型トイレには、渦巻き式の水流や除菌機能がついているため、少ない水量でも汚れを落とせる仕組みです。タンクレスタイプであれば、トイレの背面がフラットで掃除がしやすく、さらに防汚加工が施された便器も多いので、汚れがつきにくく掃除の負担も軽減されます。
一方、節水型トイレにも注意点がいくつかあります。
節水型トイレのリフォーム費用は15~30万円が相場で、機能が多い高機能モデルだと30万円以上かかることもあります。リフォーム費用を抑えるためには、必要な機能を精査し、予算に応じてトイレを選ぶことが重要です。
節水型トイレは使用水量が少ないため、流しきれずに詰まりやすくなる場合があります。排水配管の設計によっては、特にペーパーが詰まりやすくなることがあるので注意が必要です。また、流せるお掃除シートであっても、トイレの詰まりの原因になる可能性があるため、できるだけゴミ箱に捨てる方が安心です。
節水型トイレは水圧が必要なタイプも多いため、住居の水圧によっては設置できない場合があります。設置前には、リフォーム業者に下見を依頼し、水圧が適切か確認しましょう。
節水型トイレの設置可能かどうかは、排水方式にも左右されます。一般的に戸建ては床排水、マンションは壁排水が多く、壁排水の場合は設置可能なモデルが限られますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
節水型トイレのリフォームは、平均で15~30万円程度が相場です。以下に代表的なメーカー3社の特徴を簡単にご紹介します。
TOTO: 瞬間暖房便座や除菌水機能、フチなし便器などで掃除が楽な設計。
リクシル: アクアセラミック素材で汚れがつきにくく、節水タイプが豊富。
パナソニック: 有機ガラス系素材とトリプル汚れガードで、強力な洗浄力が特徴。
節水型トイレへの交換は、初期費用がかかるものの、年間1万円以上の水道代節約や掃除のしやすさなど、長期的に見ると多くのメリットがあります。使用頻度が高いトイレだからこそ、節水・節電効果を考慮した選択をおすすめします。
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