ガスコンロとIHクッキングヒーター、どちらが自分に合っているのか悩んでいる方は多いと思います。ガスコンロの買い替えやキッチンのリフォームをきっかけに、今まで通りガスを選ぶか、今話題のIHにするかは迷うところですよね。

この記事では、それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介していきます。

ガスコンロの特徴

ガスコンロは、火を直接使って調理するため、強い加熱力が特徴です。火加減を細かく調整でき、炒め物や中華料理など、強火で一気に仕上げたい料理に向いています。また、鍋やフライパンの種類を選ばず、あらゆる調理器具を使える点も魅力です。

特に、チャーハンなどの「鍋をあおる」調理がしやすいため、長年ガスコンロを使っている人には使い慣れた感覚が好評です。

しかし、火を扱うため火災やガス漏れのリスクがあり、小さな子供や高齢の方がいる家庭では注意が必要です。最近では、ガラストップで掃除がしやすくなったガスコンロも増えていますが、IHのように完全に平らな天板ほど掃除は簡単ではありません。

IHクッキングヒーターの特徴

IHクッキングヒーターは、磁力で鍋自体を発熱させる仕組みで、火を使わないため安全性が高く、調理後も天板をさっと拭くだけで掃除が完了します。この使いやすさと安全性から、IHは多くの家庭で採用されつつあります。

さらに、IHは加熱の立ち上がりが早く、温度を自動で一定に保つ機能も備わっているので、調理中に手が空きやすくなります。その分、もう一品作る余裕ができるかもしれません。

ただし、IHは磁力に反応する金属の鍋やフライパンでないと使えないため、アルミや土鍋などは使用できません。また、規格サイズ（底が平らで12～26cmの鍋）でないと加熱ムラが生じやすく、思ったように調理できない場合もあります。

どちらを選ぶべき？

取り替えの理由

ガスコンロが故障したから？ それとも火の安全性を考えて？

調理に求めるこだわり

強火調理を頻繁にするのか、手軽に掃除できることが優先なのか。

必要な機能

タイマー機能や温度調整など、便利な機能にこだわりがあるかどうか。

これらを家族で話し合い、改めて比較することで、自分たちに最適な選択が見えてくるでしょう。